秋アマゴ

例のごとく くどい最悪センスで言わせてもらえば

「秋アマゴ 錆色に見え隠れする鮮烈な朱点は

夜明けの蒼い山にくっきりと浮かんだ真っ赤に熟した柿のごとし」

どうだ、このくどさ。

まいったかである。

 

まだ夏の終わりだと何度も自分に言い聞かせてきたけれど、もう認めざるを得ない。

「まだまだー!」と叫びながらDropsを投げて、釣れた魚を見ると、「もうすぐ禁漁で~す。」と書かれたTシャツを着ているのだ。

釣れて嬉しい。

美しい。

しかし別の溜息も出る。

 

帰り道でふと思う。

高校の卒業文集で一人一言というやつがあったな。

俺はなんて書いたんだっけ?

そうそう思い出した。

「たとえば 星を知っているのなら 暗い丘を登ろう」 だ

うわっ ひでえセンスだな。最悪だ。今と変わらん。

手がつけられねえって感じだな。

あぶねえ あぶねえ こんなの絶対人には言えねえ。

そういえばこんなこと書いていた奴いたな。

「秋深し 煙草ふかして イモふかす」

名句だ。

こんなのもあった。

「恥の多い人生を歩んできました。ああ力いっぱい生きたい。」

今思えば名言だ。

そいつらは今どこでどうしているんだろう……

 

ところでなんでこんなこと覚えてんだ?

死語となった「センチ」な気分にすっかり浸っていることに気付く。

思わず声をあげる自分。

「ああ! やっぱり秋なんだ!」

 

Drops製作はどうなってる!

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